前回の記事で、パスは「相手にボールを奪われずにゴールに近づける」ためにサッカーにおいては一番有効な方法とお伝えしました。
そのパスを有効にするためにはプレーの状況に応じて様々な種類のパスを使い分ける必要があります。
そこで今回はパスの蹴り方とその種類について簡単にご説明します。
パスの蹴り方と種類
インサイドキックのパス
足の内側(インサイド)を使ってボールを蹴るパスです。
インサイドキックは、サッカーで使う様々なキックの種類の中で、最も正確にパスが出せるキックです。
その為、必然的に試合で使う機会が最も多くなる基本となるキックです。
- 体と軸足の向き(つま先)は蹴りたい方向にまっすぐ向ける。
- ボールを蹴る足は軸足に対して90度で面を作るようにする。
- 幼児や低学年は股関節が開かず、90度の面が作れない場合もありますので、その場合は素振りから練習しましょう。
アウトサイドキックのパス
足の外側(アウトサイド)を使ってボールを蹴るパスです。
軸足の方向にパスが出るインサイドキックはとは違い、アウトサイドキックは軸足の向きに関わらず蹴り足をボールに当てる角度(位置)によってパスの向きを変える事ができるので、ディフェンスに読まれにくいパスが出せます。
- ボールを蹴る足は内側に向けて内股になるように。
- インパクトを意識して膝から下だけを振り抜くようにする。
インステップキックのパス
足の甲を使ってボールを蹴るパスです。
インステップキックは、サッカーで使う様々なキックの種類の中で、最も強く速いボールが蹴れるキックです。
主にロングパスで使いますが、シュートの大半はこのインステップキックで蹴るのでサッカーにおいては最も重要なキックです。
※動画はインステップを使った軽いパスの蹴り方です。強いシュートの時は少し違います。
- 軸足の向き(つま先)は蹴りたい方向にまっすぐ向ける。
- ボールを蹴る足は足首を伸ばしてシッカリ固定する。
- インパクトを意識して膝から下だけを振り抜くようにする。
インフロントキックのパス
足の内側のつま先部分(親指の付け根辺り)を使ってボールを蹴るパスです。
蹴り足をボールに当てる角度(位置)によって、ボールを浮かす高さを変化させたり、カーブやバックスピンをかける事ができます。
主にロングパスで使いますが、状況に応じてインステップキックと使い分けましょう。
- 軸足の向き(つま先)は蹴りたい方向にまっすぐ向ける。
- ボールを蹴る足はボールに対して斜めに入り、下をすくうように蹴る。
- インステップキックより軸足を後ろに置くと蹴りやすい。
以下の「パックスピンキックの蹴り方」もオススメ動画です。
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