「リフティングが上手い、何千回もできる」=「サッカーが上手い」ではないんですが、やはりリフティングはボールコントロールや軸足の移動などサッカーにおける体の使い方の基本が詰まっています。
しかもリフティングが「できる」「できない」の差は親が思っているよりサッカーをしている子供たちにとっては死活問題。
低学年ではリフティングが100回できる事は子供たちの集団ではある種のステータスになりますし、リフティングが100回できる子供と10回未満しかできない子供ではこなせる練習メニューにも差が出るのは当然ですよね。
リフティングは誰でも練習すれば必ず100回以上はできるようになります!
今回ご紹介する効果的な練習方法で100回以上を目指しましょう!
と、その前に…
ワンバウンドリフティングはオススメしません!
初心者のリフティング練習でよく行われているワンバウンドリフティングですが、サカスキコーチの経験からはワンバウンドリフティングを何回できてもノーバウンドリフティングの練習にはなりません。
誤解のないように言っておきますが、ワンバウンドリフティングにはワンバウンドリフティングの良さがあり、ノーバウンドリフティングを「落とさないで何回こなす」とは全く別モノという意味です。
「僕リフティング上手だよ!」とその子が言っていたので、どれどれ?と見たところ、ワンバウンドリフティングを100回ぐらいやっていました。
そこで私が「じゃあ、ノーバウンドでやってみよう!」と言うと、見事に2回目で終わります。
何回やっても2回目で終わります。少し意地悪な事をしてしまいました。
実は、ワンバウンドリフティングはボールを蹴らずに、放物線の一番上で触るぐらいにすると、ビックリするぐらい簡単にできます。
ボールタッチという意味では良い練習かもしれませんが「落とさずにリフティング◯◯回!」とは全くの別モノです。
ワンバウンドリフティングとノーバウンドリフティングの違い
まずはコチラの動画をご覧下さい。
一般的なワンバウンドリフティングは、ボールの放物線で一番上か、ボールが落ち始めた瞬間に蹴って(触って)います。つまり放物線の上部分で行われています。
では、ノーバウンドリフティングはどーでしょう?
ボールが落ちてきてから蹴っています。つまりボールの放物線の下部分で行われています。
まとめると、
- ワンバウンドリフティングは放物線の上でボールを蹴るので「ボールの落下エネルギーが小さい」
- ノーバウンドリフティングは放物線の下でボールを蹴るので「ボールの落下エネルギーが大きい」
落下エネルギーが大きいボールを蹴る方が難しいのは明らかですよね。
ワンバウンドリフティングをやることで足捌きや、ボールタッチは身につくと思いますが、やはり「「落とさずに◯◯回目標!」はノーバウンドリフティングの練習の方が近道です。
リフティングの最も効果的な練習方法!
まずはコチラの動画をご覧下さい。(1:50〜2:54)
動画2:55〜ワンバウンドリフティングを行っていますが、無視して下さい笑。
まずは利き足だけでも良いので【ボールを離す⇒蹴る⇒キャッチ】
これをひたすら繰り返します。
毎回正確にできだしたら、次は2回に挑戦!
【ボールを離す⇒蹴る⇒蹴る⇒キャッチ】
毎回正確にできだしたら、3回、4回、5回と最高回数にチャレンジするだけ!
まだ体が思うように動かない幼児には少し難しいですが、小学校低学年なら初心者でもリフティング10回ぐらいはすぐにできるようになります。
10回を正確にできたら100回できるよ!
とにかくその1回を正確にできるようになろう!
サカスキコーチが子供たちにかけている言葉です。
コメント