親子でできる1対1の練習

1対1に強くなる練習
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「1対1」の練習は、相手をいかに交わすか、いかにボールを奪うか。体の使い方や、足元の技術が向上するとても合理的なトレーニングです。

しかも子供にとって練習成果が分かりづらい反復練習より、勝ち負けがハッキリしている1対1の練習は、繰り返し行っても飽きることがありません。

うちのチームでも1対1の練習から休憩に入ると、「まだやりたい〜」と言った声が多く、無理矢理休憩にすると友達同士で勝手にやってます(笑)。

子供が飽きないというだけでも少年サッカーでは良い練習方法ですが、1対1の練習はサッカーにおける個人スキルの大半が凝縮されているトレーニングなので、子供がどのレベルにあってもとても重要な練習の1つです。

サカスキコーチ的には、少年サッカー時代は、できることなら1対1の練習はオーバーワークにならない程度で毎日でもやって欲しいぐらいです。

そこで今回は親子でできる1対1の練習メニューをいくつかご紹介しますので、お父さん、お母さんが子供の練習相手になって1対1をやってあげて下さい。

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親子でできる1対1練習の注意点!

初歩的なボールタッチができるようになっていれば1対1の練習は行なえますので、以下の点に注意しながら効果的に練習しましょう。

子供相手ということを忘れなように!

子供の年齢、体格にもよりますが、大人が体(体格差)を使ったプレーをした場合、1対1では子供は絶対敵いません。たとえ大人側が未経験者であってもです。
子供は全く敵わない相手と練習するとすぐにヤル気を失いますので、練習相手になる大人は体格差を使わないように練習してあげましょう。

子供が少し勝つぐらいが丁度良い!

子供の性格は親御さんがよく分かってると思いますが、負けず嫌いな子供の場合は、5戦して1勝4敗、2勝3敗など、たまに親が負けるぐらいがヤル気が続き効果的です。

逆に負けず嫌いじゃない子供は、子供が少し勝ち越す程度で、成功体験をどんどん積ませてあげて自信を付けてあげましょう。

ただ注意しないといけないのが、大人が完全に手を抜いているのがバレると、子供はヤル気を失いますので、その辺は上手くやりましょう(笑)。

親子でできる1対1の練習メニュー

相手の逆をつく1対1練習

1対1(ライン突破)
  1. 1辺4m程度の間隔でマーカーを四角形に配置する
  2. ディフェンス側からオフェンス側へパスしてスタート
  3. オフェンス側は相手側のラインを突破できるようにドリブルする
  4. ディフェンス側は自陣ライン上を突破されないように左右に動く
  • ボディフェイントや、シザース、ステップオーバーなどを使って相手の重心が傾いた瞬間に突破しましょう。
  • オフェンス側の方が楽しいので、できるだけ子供にオフェンス側をやらせてあげましょう。

球際でのボディコンタクトの練習

【少年サッカー1対1】024 ディフェンスを背負った時のボールとの距離 〜 球際で身体をぶつけるトレーニング①
  1. マーカーを四角形に配置する(小学生なら1辺3mほど)
  2. 1辺のマーカーライン上でオフェンス側がボールを持ってディフェンス側と向き合いスタート
  3. オフェンス側が反対方向か横のラインを超えたら勝ち、ディフェンス側はボールを奪えば勝ち
  4. ディフェンス側のラインを超えたら2点、横のラインなら1点など難易度で点数差を付ける
  • ボールにタッチした足の逆足をディフェンスの前に大きく入れるとスムーズにできます。
  • 肩だけでなく体ごと相手の前に入ることを意識しましょう。

この練習は主にオフェンス側の練習になっていますが、相手の前に体を入れる動作というのはサッカーにおけるディフェンスの基本にもなります。
またこのボディコンタクトが上手な子と下手な子では、実際のサッカーの試合では雲泥の差が現れます。
それくらいサッカーにとって体の使い方というは重要になってきますので、シュートやドリブルなどと同じように積極的に練習しましょう。

ドリブル通過(真ん中1箇所)の1対1練習

究極の1対1育成メソッド008-真ん中ゴールの1対1 by 1on1 soccer school
  1. 3mほどの間隔でコーンを配置
  2. オフェンスがコーン間をドリブル通過で勝ち、ボールを奪われたらディフェンス側になる
  3. ディフェンス側はコーン間を通れないルールなので、オフェンス側が反対に行った場合は回りこんでディフェンスする
  • コーン近くでボールを奪われると相手がすぐに勝ってしまうので、相手にボールを奪われない様にしっかりキープしながら突破を狙いましょう。
  • 色々なターンやフェイントを積極的に使ってみましょう。

コメント

サカスキコーチ

膝のケガにより高校サッカーを断念したアラフォー親父です。
息子が地域のサッカー部(スポーツ少年団)入部と同時に自身も同チームのパパコーチに。
指導者になってからは、高校サッカーを断念したフラストレーションからか、少年サッカーへの情熱が半端ないです(笑)。

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